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Night Land Vol.4

A5判128頁・ISBN 978-4-88375-187-7
発行＝トライデント・ハウス／発売＝書苑新社（しょえんしんしゃ）
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　ホラーとは恐怖を語るものですが、その多くには、恐怖との「戦い」が描かれています。
　たとえば、『吸血鬼ドラキュラ』と聞いたときには、かの吸血鬼ひとりでなく、それを滅ぼさんと立ち上がるヴァン・ヘルシング教授の姿が浮かんでくることでしょう。『エクソシスト』も、悪魔に憑依される少女の恐怖だけでなく、彼女を救うために全力を尽くすメリン神父の戦いを描いたものでした。
　一人の男に憑依した悪霊の群を撃退したイエス・キリストの昔から現在まで、さまざまなヒーローたちや名探偵たちが、怨霊や怪物、悪魔や邪神を相手に戦い続けています。たとえばシルヴァー・ジョン、シュルズベリー教授、タイタス・クロウ、コルチャック、モルダー＆スカリー、稗田礼二郎、夢幻魔実也、秋せつら、九十九乱蔵、田外竜介……
　今回は、古典の発掘からウェスタン風まで、「闇を狩る者たち」の活躍を御紹介します。

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■主な内容
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【特集】オカルト探偵――闇を狩る者たち
Occult Detectives
「凶兆の空」ジョー・Ｒ・ランズデール
　　友成純一訳　末弥純画
"The Crawling Sky" by Joe R. Lansdale
「ミイラ捜索」ロン・シフレット 金子浩訳　高橋葉介画
"Keeping It Under Wraps" by Ron Shiflet
「慈悲の尼僧」ウィリアム・ミークル
　　夏来健次訳 ひらいたかこ画
"The Sisters of Mercy" by William Meikle
「墓所の怪事件」ロバート・Ｅ・ハワード
　　中村融訳　グレゴリー・ステープルズ画
"The Dwellers Under the Tomb" by Robert E. Howard

【創作・特別書き下ろし】
「オーロラの海の満ち干」間瀬純子　建石修志画

【エッセイ】
「パリの深い闇とブルターニュの遠い微光――『オペラ座の怪人』に宿る不等のコントラスト」高野史緒
「怪奇探偵シャーロック・ホームズ――コナン・ドイルの怪奇趣味」北原尚彦

【パロディ・ショートショート】
「最後の『ネクロノミコン』」ラリー・ニーヴン
　　森瀬繚訳
"The Last Necronomicon" by Larry Niven

【連載】
「The Faceless City #4　鰓のある街」
　　朝松健　槻城ゆう子画

【連載コラム】
リレー・エッセイ／私の偏愛する三つの怪奇幻想小説
　　「探偵たちは怪奇な夢を見る」芦辺拓
「Asian Horror Now（４）」立原透耶
「金色の蜂蜜酒を飲みながら（４）」朱鷺田祐介
「ファンタスティック・シネマ通信（４）」鷲巣義明
「書評　Night Library（２）」笹川吉晴
「クトゥルー・インフォメーション（海外編４）」
　　マット・カーペンター

表紙装画＝Daniele Serra
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