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岡和田晃「世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷〜SF・幻想文学・ゲーム論集」

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発行:アトリエサード/発売:書苑新社
ISBN:978-4-88375-263-8
四六判・カヴァー装・384頁・税別2750円

[Amazonで購入] [アトリエサード直販で購入]
(※予約に関して)
[hontoで購入]
[Books.or.jp (各ネット書店へのリンクあり)]

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『「世界内戦」とわずかな希望』や『北の想像力』(編)で、
2014年度、最も高く評価されたSF評論家・岡和田晃。

2016年には、北海道新聞文学賞に
評論としては22年ぶりとなる入賞を果たした。

その岡和田が2013年から2017年までに発表した
多量の批評等をこの1冊に集成!

現代SFと幻想文学を重点的に攻めながら、
両者を往還する想像力として、
ロールプレイングゲームをも論じる岡和田晃。

ソリッドな理論と綿密な調査、
クリエイターの視点をもあわせもち、
前著を上回る刺激に満ちた一冊!!

◎関連書:『「世界内戦」とわずかな希望〜伊藤計劃・SF・現代文学』

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●目次

序文

第1部 現代SFとポストヒューマニズム

文学の特異点──ポストヒューマニズムの前史のために
「世界内戦」下、「伊藤計劃以後」のSFに何ができるか──仁木稔、樺山三英、宮内悠介、岡田剛、長谷敏司、八杉将司、山野浩一を貫く軸
書評「トーマス・M・ディッシュ『プリズナー』」
書評「カート・ヴォネガット『母なる夜』」
書評「ジャック・ウォマック『ヒーザーン』『テラプレーン』」
書評「山野浩一『鳥はいまどこを飛ぶか』」
書評「荒巻義雄『白壁の文字は夕陽に映える』」
思弁小説の新しい体系──『定本荒巻義雄メタSF全集』完結によせて
「世界にあけられた弾痕」にふれて──『定本荒巻義雄メタSF全集 別巻』月報解説
SF・文学・現代思想を横断し「脱領土化」する平滑的な比較精神史──藤元登四郎『物語る脳』の世界」解説
現代SFを楽しむためのキーポイント:シンギュラリティ
現代SFを楽しむためのキーポイント:ナノテクノロジー
SFの伝統に接続される、現代社会の諸問題──伊藤計劃読者のためのノンフィクションガイド10
書評「C・M・コーンブルース『クリスマス・イヴ』」
空間秩序と、上田早夕里『深紅の碑文』──悪夢を想像する力
自らの示すべき場所を心得た世界文学、〈科学批判学〉SFの傑作集──仁木稔『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』解説
ハードSFのポエジー──円城塔『シャッフル航法』書評
現代文学とSFの限界超える──円城塔『エピローグ』書評
実演される生成論──円城塔『プロローグ』書評
アルス・コンビナトリアの復活──荒俣宏・松岡正剛『月と幻想科学』解説
トランスヒューマン時代の太陽系──『エクリプス・フェイズ』とシェアードワールド
トランプ大統領以後の世界、「手のつけられない崩壊の旋風」を描くゲーム──『ドン・キホーテの消息』とGenocidal Organが直視したもの
ベストSF2011 国内編・海外編
ベストSF2012 国内編・海外編
ベストSF2013 国内編・海外編
ベストSF2014 国内編・海外編
ベストSF2015 国内編・海外編
ベストSF2016 国内編・海外編
2016年下半期「図書新聞」読書アンケート回答

第2部 ロールプレイングゲームという媒介項

ドラゴンが、やってきた。――『ダンジョンズ&ドラゴンズ 竜の書:ドラコノミコン』紹介文
レビュー『トラベラー』
レビュー『ストームブリンガー』
レビュー『クトゥルフ神話TRPG』
レビュー『クトゥルフ・ダークエイジ』
「世界内戦」を描いたゲームリスト10
映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作が切り捨てたもの──『指輪物語』における〝昏さ〟の意義について
書評「野田昌宏編〈スペース・オペラ名作選〉」
書評「アルフレッド・ベスター『破壊された男』」
書評「アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』」
若き『トラベラー』のための航海図
〈地図〉を手に、〈地図〉の彼方へ
忘れたという、その空白の隙間で──門倉直人『ザ・ワンダー・ローズ・トゥ・ロード』の構造
ゲームとミステリ──二〇一二年と二〇一三年
イロニーとしてのシェアード・ワールド――『闇のトラペゾヘドロン』×『クトゥルフ神話TRPG』
サイバーパンクとクトゥルフパンク──その理論的枠組みについて
ゴシックパンクとクトゥルフパンク──コンフォーミズムから脱するために
書評「チャイナ・ミエヴィル『ジェイクをさがして』」
スチームパンクと崩壊感覚、歴史への批評意識としての「パンク」
書評「サム・マーウィン・ジュニア『多元宇宙の家』」
書評「キース・ロバーツ『パヴァーヌ』」
書評「マイクル・ムアコック『グローリアーナ』」
書評「佐藤亜紀『1809 ナポレオン暗殺』」
書評「フォルカー・デース『ジュール・ヴェルヌ伝』」
書評「ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン』」
書評「マイクル・ムアコック〈永遠の戦士フォン・ベック〉」
死と隣り合わせの世界で、「感情と意志の交錯」を追体験──『ストームブリンガー』第二版と、伏見健二「紫水晶と鮮血」
世界劇場と吸血鬼ジュヌヴィエーヴ──いま、ジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』を読み直す
ヴァンパイアの情念、理性への叛逆──カーミラとジュヌヴィエーヴ、神話的思考とリアリズム
ケルトの幻像と、破滅的リアリズム──フィオナ・マクラウドとRPGから、ロバート・E・ハワードの〝昏さ〟を捉える
書評「ブルース・スターリング編『ミラーシェード』」
レビュー『ゴーストハンター13 Expantion2  ディアブロ・ドゥ・ラプラス』
書評「奥谷道草『オモシロはみだし台湾さんぽ』」
書評「安田均監修『ブラックミステリーズ』」
レビュー『ウォーハンマー・コンパニオン』
レビュー『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2015』
レビュー『トンネルズ&トロールズ ソロ・アドベンチャー サイドショー』
レビュー『ゾンビタワー3D』
書評「サム・チャップ、アンドリュー・グリーンバーグ『ノド書』」
『ダンジョン飯』から広がるディープなファンタジーゲームの世界
書評「中川大地『現代ゲーム全史』」

第3部 幻想・怪奇・異端の文学

パスカル・キニャール──作家と作品
レビュー「フェデリコ・フェリーニ監督『道』」
「幻に殉ずる」姿勢──高原英理『不機嫌な姫とブルックナー団』
現代「伝奇ミステリ」論──『火刑法廷』から〈刀城言耶〉シリーズまで
書評「二階堂黎人『人狼城の恐怖』」
書評「さとうふみや他『金田一少年の事件簿』」
書評「京極夏彦『鉄鼠の檻』」
人工知能と「存在の環」──浦賀和宏『頭蓋骨の中の楽園』解説
新たな時代の〈ロゴスコード〉を求めて──川上亮『人狼ゲーム BEAST SIDE』解説
黄昏詩華館に集いし者たち──藤原月彦、北村秋子、吉川良太郎
書評「生田耕作ほか『「芸術」なぜ悪い──「バイロス画集事件」顛末記録』」
書評「作者不詳『女哲学者テレーズ』」
書評「作者不詳『ペピの体験』」
書評「ギョーム・アポリネール『一万一千本の鞭』」
書評「ミシェル・ビュトール『ポール・デルヴォーの絵の中の物語』」
書評「デヴィッド・マドセン『グノーシスの薔薇』」
書評「アラン・ロブ=グリエ『快楽の漸進的横滑り』」
伊藤整『幽鬼の街』とその原罪
書評「C・M・ケリー『パンドラの少女』」
書評「戌井昭人「ゼンマイ」」
書評「レインボー祐太『サイドショー映画の世界』」
H・P・ラヴクラフトと煉獄の徴候──レ・ファニュ、ストーカー、アイリッシュ・ヴァンパイア
ウィリアム・ホープ・ホジスン──作家と作品、受容史について
ウィリアム・ホープ・ホジスンと思弁的実在論──境界としての〈ウィアード〉
アリス&クロード・アスキューと思弁的実在論────《幽霊狩人カーナッキ》の系譜から逸脱、パラノーマルなオカルト探偵
〈奇妙な味〉の構成原理
詩とRPG──クラーク・アシュトン・スミスを再評価する二つのアプローチ
オーガスト・ダーレスとアメリカン・ノスタルジア──心地よく秘密めいた「淋しい場所」

あとがき

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●本書で取り上げられている作家・著者・作品リスト(主な登場順)

ヴァーナー・ヴィンジ/フリードリヒ・シラー/ポール・ド・マン/カール・シュミット/ジャック・デリダ/池田雄一/アラン・ロブ=グリエ/ブライアン・オールディス/フレドリック・ブラウン/桂令夫/トーマス・ベルンハルト/ウィリアム・ギブスン/ロバート・J・ソウヤー/笙野頼子/ゲイリー・ガイギャックス/竹田青嗣/ジャン=リュック・ナンシー/伊藤計劃/仁木稔/樺山三英/宮内悠介/岡田剛/長谷敏司/八杉将司/山野浩一/清水知子/スーザン・バック=モース/笠井潔/白井聡/フィリップ・セイビン/田島淳/トマス・M・ディッシュ/カート・ヴォネガット/ジャック・ウォマック/荒巻義雄/藤元登四郎/ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ/タヤンディエー・ドゥニ/C・M・コーンブルース/上田早夕里/ピーター・P・パーラ/A・K・ル=グウィン/円城塔/荒俣宏/松岡正剛/ケン・リュウ/『エクリプス・フェイズ』/ブルース・スターリング/井上明人/『ドナルド・トランプゲーム』/ニック・ランド/『ダンジョンズ&ドラゴンズ』/『ウォーハンマーRPG』/佐藤哲也/ヤスミナ・カドラ/ヴィクトル・ペレーヴィン/J・R・R・トールキン/ピーター・ジャクソン/野田昌宏/アルフレッド・ベスター/『トラベラー』/『ストームブリンガー』/『クトゥルフ神話TRPG』/『ローズ・トゥ・ロード』/門倉直人/ジャンニ・ロダーリ/フリードリヒ・シュレーゲル/三津田信三/京極夏彦/小松和彦/松本寛大/倉数茂/川上亮(秋口ぎぐる)/フーゴ・ハル(奥谷晴彦)/『汝は人狼なりや?』/高木彬光/間瀬純子/図子慧/立原透耶/林譲治/積木鏡介/倉阪鬼一郎/『ガープス・クトゥルフパンク』/巽孝之/小谷真理/チャイナ・ミエヴィル/タオ・リン/『ファイナルファンタジーⅥ』/蓮實重彦/エリック・ホブズボーム/『キャッスル・ファルケンシュタイン』/サム・マーウィン・ジュニア/キース・ロバーツ/マイクル・ムアコック/佐藤亜紀/フォルカー・デース/伏見健二/『ハーンマスター』/片理誠/ジャック・ヨーヴィル/J・S・レ=ファニュ/フィオナ・マクラウド/パトリック・ゲッデス/ロバート・E・ハワード/『ゴーストハンター13』/安田均/『トンネルズ&トロールズ』/『ゾンビタワー3D』/『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』/『ダンジョン飯』/『現代ゲーム全史』/パスカル・キニャール/フェデリコ・フェリーニ/高原英理/ジョン・ディクスン・カー/ウンベルト・エーコ/二階堂黎人/小泉迦十/道尾秀介/殊能将之/『TRICK』/大村友貴美/麻耶雄嵩/小島正樹/増田まもる/『金田一少年の事件簿』/浦賀和宏/三宅陽一郎/藤原月彦/北村秋子/吉川良太郎/生田耕作/『ペピの体験』/『女哲学者テレーズ』/ギョーム・アポリネール/ミシェル・ビュトール/デヴィッド・マドセン/伊藤整/ジェイムズ・ジョイス/C・M・ケリー/戌井昭人/レインボー祐太/ハワード・フィリップス・ラヴクラフト/ブラム・ストーカー/ウィリアム・ホープ・ホジスン/カンタン・メイヤスー/アリス&クロード・アスキュー/ツヴェタン・トドロフ/クラーク・アシュトン・スミス/吉行淳之介/サキ/オーガスト・ダーレス/レイ・ブラッドベリ/ピーター・S・ビーグルほか

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【お詫び】
本書に誤植等がありました。
[岡和田氏のサイト]にまとめたものがありますので、
ご参照いただけると幸いです。
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岡和田 晃(おかわだ あきら)
1981年、北海道空知郡上富良野町生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程文芸・言語専攻修士取得退学。文芸評論家、ゲームライター、共愛学園前橋国際大学非常勤講師。
文学を核に置いた領域横断的な批評を展開。ゲームの設定考証やディヴェロップメント、リプレイ小説やシナリオの執筆もこなす。Analog Game Studies代表。日本SF作家クラブ、日本近代文学会、日本文藝家協会、遊戯史学会、それぞれ会員。
高校時代に第2期〈TILL〉のショートショート・コンテストに入選。工事現場での労働等を経て、2007年、〈Role&Roll〉のミニ特集「やってみよう、ゲームマスター!」でライターデビュー。2010年度、「「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第5回日本SF評論賞優秀賞受賞。2014年刊の編著『北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(寿郎社)で、第35回日本SF大賞最終候補、第46回星雲賞参考候補、『SFが読みたい! 2015年版』の「ベストSF2014」国内編第8位になる。2016年、『破滅(カタストロフィー)の先に立つ ポストコロニアル現代/北方文学論』(幻視社)で第50回北海道新聞文学賞創作・評論部門佳作(評論として22年ぶりの入賞)。
また、単著『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード/書苑新社)および編著『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(未來社)が日本図書館協会選定図書、編著『アイヌ民族否定論に抗する』(共編、河出書房新社)が全国学校図書館協議会選定図書となった。
その他の著書に、リプレイ小説『アゲインスト・ジェノサイド』(アークライト/新紀元社)、評論書『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社)、翻訳書『エクリプス・フェイズ』(共訳、アークライト/新紀元社)ほか多数。
2014年より、〈TH(トーキングヘッズ叢書)〉にて異端文学についての批評連載を開始。2015年からは、〈図書新聞〉で「〈世界内戦〉下の文芸時評」、〈ナイトランド・クォータリー〉で英語圏幻想文学についての批評連載をスタート。また同年より、〈北海道新聞〉では「現代北海道文学論 『北の想像力』の可能性」のリレー連載を企画・監修している。
文学・思想のみならず歴史にも強い関心があり、〈Role&Roll〉では2011年より、入門コラム「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」を連載中(共著)。

公式サイト:Flying to Wake Island
Twitter:@orionaveugle

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